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都立病院労組ニュース

赤字決算に負けずボーナス増を実現しよう

良好な労働条件が安全な医療の基礎


時給97円。23年度のコメ農家の時給です。

コメ農家の収入から必要経費を差し引くと手元に残るのはわずか年間9万7千円。

それを年間労働時間で割ると時給はわずか97円です。

そのためコメ作りに希望が持てず、廃業する農家が相次いでいます。

コメ作りをする農家や法人は5年で1万件のペースで減っており、コメ農家の平均年齢は68.9歳で、多くは70歳以上です。

日本の稲作は危機的状況です。自然にこのような状況になったわけではありません。

コメの消費減を理由にコメを作らせないように誘導してきた政策が、現在の状況をつくりだしたのです。

社会を持続させるために必要な農業、医療、教育といった分野を、ずっと日本政府はないがしろにしてきました。

その結果が、昨年の2倍を超えるコメの値上がりです。

医療では、低医療費政策が病院経営を追い詰めています。

25年春闘では大企業を中心に5%を超える賃上げと報道されていますが、医療関係はほとんどが賃上げなしです。

医療の進歩は、より多くの医療労働者を必要とします。

抗がん剤の進歩は専門薬剤師や看護師の関りを必要とし、手術用ロボットは臨床工学技士の関りを必要とします。

このようにより多くの労働者の関りが必要にもかかわらず診療報酬を抑え込めば、昇給もろくにない劣悪な労働条件となり、離職が相次ぎ専門人材を育てることができなくなります。

賃上げのある良好な労働条件が安全な医療を提供する基礎なのです。

「ケア労働者の大幅賃上げ」を求めるひとことカード

くらしに余裕はありますか?

給与は上がっていますか?

職場の人員は足りていますか?

余裕をもって働けていますか?

すべてがノーですよね。

原因は政府の低医療費政策です。

そんな政府に怒りの声をぶつけよう!という運動が、自治労連、医労連、全大協から呼びかけられています。

皆さんが毎日の仕事で感じていることを吹き出しに書き込んで、3月31日までに支部事務所から本部へFAXしてください。

記入されたカードは、4月7日上記3労組の共同記者会見で、ケア労働者の大幅賃上げを求めるアピールで使用される予定です。

3期20号3月25日
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