過半数に迫る職員がモチベーション低下
納得できないが(49.9%)納得(35.5%)を大きく上回る
前回は、「加算なし」の評価がベテラン・中堅のプライドを気付つけモチベーションを低下させているというものでした。
今回は、成績率が全体のモチベーションにどのような影響を与えているか検証します。
法人本部は、「成果を出した職員にボーナスを上乗せすればモチベーションは上がる」と言っていましたが実態はどうでしょうか。
全回答者の中でモチベーションがプラス、大いにプラスと答えたのは126人(26.6%)です。
それに対してマイナスと大いにマイナスは、218人(46%)です。
変わらないは130人(27.4%)なので、今回の制度でモチベーションが上がった職員は約1/4で少数でしかありません。
図は加算とモチベーションの変化を表したものです。
加算なしまでは、モチベーションマイナスが圧倒的で、加算が付いても最も多いのはモチベーションは変わらないでした。
モチベーションプラスが多くなったのは加算Ⅲだけです。
原因は評価に納得できていないからです。
納得できない職員は239人(49.9%)に対して、納得できるは170人(35.5%)です。
以上から現在の制度は、半数の職員が評価に納得できず、モチベーションを低下させる問題のある制度と言えます。
病院ストライキ学習会 講師笹山尚人弁護士
もうすぐ9月です。
9月になれば、課題になっている、「ベースアップ評価料」を反映させた給料のアップ、冬のボーナスについての交渉が始まります。
法人本部は「経営が厳しい」と言ってくると思いますが、私たちにも生活があります。
給料が上がらなければ、生活は厳しくなるだけです。労組と法人本部が交渉を尽くして、それでも折り合えなかったら。
その時は力と力の勝負になります。
これがストライキで、私たちは仕事を止めることで本部に圧力をかけるのです。
仕事を止めるなんて、病院でそんなことしていいの?と思われた方も多いでしょう。
そこで9月3日(18時から)笹山弁護士を講師にZOOMでストライキ学習会を行います。
組合員であればどなたでも参加できます。
2期40号
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