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都立病院労組ニュース

賃上げを阻む自公・維新の4兆円医療費削減

高額療養費負担引き上げは凍結ではなく廃案へ


私たちの賃上げ・労働条件改善を阻む壁。

それは国の医療費抑制政策です。

医療費抑制政策は私たちの労働条件を改善しないだけでなく、患者さんの医療費負担も重くします。

その最たるものが、土壇場でいったん凍結になった高額療養費負担引き上げです。

負担引き上げが強行されていたら、がんや難病で治療と仕事や子育てを両立させていた患者さんが、治療費を払えなくなり治療断念に追い込まれてしまうところでした。

しかし、これで安心してはいけません。

高額療養費負担引き上げは廃案になったのではなく凍結です。

夏の参院選挙で自公と維新が躍進すれば、信任を得たと再提案されるのは必至です。

自公と維新は、高額療養費負担引き上げを含む25年度予算案に合意しているばかりか、4兆円の医療費削減を合意しています。

医療費を削減する場合、予防的医療や軽微な医療が削減の対象になります。

例えば薬局で買えるような湿布や風邪薬を保険の対象から外すというやり方です。

ところが、このような政策が医療費を削減できたというエビデンスはありません。

むしろ、重症化してから初めて受診するために医療費を上昇させることが明らかになっています。

国民を医療から遠ざけるような政策は、逆に医療費を増大させるのです。1)

医療費を削減するということは、私たちの労働条件も改善されないということです。

もう1人スタッフがいたら、もっと患者さんのための仕事ができるのにと思ったことはありませんか。

4兆円の医療費削減は、増員どころかスタッフを減らし、給料を減らし労働条件を悪化させることにつながります。

1)デヴィット・スタックラ―&サンジェイ・バス 経済政策で人は死ぬか? 公衆衛生学から見た不況対策 草思社

第1回資格手当拡充を求める事務・コメ対策会議

資格手当拡充を求める第1回の対策会議を3月18日(火)12時からZOOMで行います。

組合員であればどなたでも参加可能です。

第1回は、どのような要求が出ているのか全体で共有することが目的です。

職場を代表する意見でなくてかまいません。

「この資格こそ手当が付くべき」という意見を発信して全体で共有しましょう。

各支部をZOOMでつなぎますが、都合で支部に行けない方は、支部か労組本部にZOOMのID、PWを問い合わせてください。

1人でも多くの組合員の方の参加をお待ちしています。

3期18号3月11日
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