若い世代の力で労働条件を改善する強い組合を!
誰もが昇給する給与制度、公平なボーナス・資格手当 年休完全取得
都立病院労組第2回定期大会運動方針の解説シリーズ、今回は運動方針 「Ⅲ課題別取り組み 6.都立病院労組を強化・拡大しよう」です。
実は都立病院労組が直面している最大の問題点は「組合の活動を支える次世代役員の育成」です。
組合運動は、「忙しい中でも一人一人が少しずつ力を出し合って」運動していくものです。
しかし、この間、コロナ感染もあり多くの組合員が運動に参加する取り組みをすることができず、若い世代の組合役員を育成できてきませんでした。
一人でも多くの組合員が運動に参加できるようにする条件を整備することが急務です。
現在、都立病院労組本部の執行委員会は、毎週火曜日の18時から行っています。
これでは、子育て中の組合員が参加することはできません。
コロナ感染拡大以降、オンライン会議の条件を整備してきました。
これを活用して本部執行委員会を昼休憩中に実施することを試みたいと思っています。
これなら各支部の事務室から本部執行委員会に参加することができます。
これにより、今まで本部執行委員になることができなかった組合員も活動に参加できます。
また、忙しいなか、オンラインで気軽に質問・相談できる体制や、組合加入できるシステムも整備していきます。
若い世代の将来を保障する労働条件改善は、若い世代が自ら作り出した強い組合が実現させるでしょう。
豊島病院看護師不足 安心感のない職場は人を育てられない
毎日の不安が看護師を退職に追い込む負のスパイラル
安心して働ける。
これは全ての職場の必須の条件ですが、とりわけ患者さんの命を預かる医療職場では重要です。
外科病棟では当たり前の術後患者の観察も、術後患者を担当したことがない内科出身の看護師にとっては大きなチャレンジになります。
このような初めての経験に直面した時こそ、慣れないスタッフをフォローできる体制が整っていなければなりません。
そうでなければ、初めての業務は新たなチャレンジではなく、不安と恐怖の体験になってしまいます。
これでは人を育てることができず、不安定な職場から抜け出せなくなる負のスパイラルに陥ります。
1 期44号
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