全職員の賃上げ・昨年を上回る冬のボーナス実現へ
都立病院労組第3回定期大会 命と健康と生活を守ろう!
10月25日(金)13時から都立病院労組第3回定期大会が開催されました。
大会は感染対策のため昨年に引き続きリアル参加、ZOOM参加のハイブリッド方式になりました。
大会では18人の代議員が発言し、執行部が提案した運動方針・予算案が可決されました。
各代議員の発言から、深刻な人員不足のなか収入を確保するために無理な方針が現場に押し付けられている職場の実態が見えてきます。
「人を育てる時間がない」、「新人指導者が疲弊してる」、新しく診療報酬を取る事ばかりが優先されて「当たり前の、基本の業務ができていない」、人員不足に何の対策もなく「安全面で不安があるまま働いている、大事にされていないと感じる」等。
また、ボーナス成績率に対しても「当局の大失敗」だと厳しい批判の発言がありました。
全職員の賃上げ・ボーナス増を実現しようという方針について、団体交渉を盛り上げて要求を実現するために、「病院職員、育児時間利用者など団体交渉に参加できない組合員からメッセージを集める」取り組みが報告されました。
病院職員の代議員からは、「入職して8年間賃上げがない」、多くの仲間が退職を考えていると深刻な実態が報告されました。
参加した代議員が自由に発言し方針を決め、みんなで労働条件改善のために力を合わせるのが都立病院労組です。
今年は大会に参加しなかった方も、来年の大会にはぜひ代議員として参加してください。
ストライキ批准投票 82.3%の批准率でストライキ権確立
都立病院機構183億円の赤字が喧伝される中、私たちは賃上げ・労働条件の改善を求めて第3回大会を行います。
全職員の賃上げとボーナス増。
高騰する物価を前に、病院職員、ベテランも含めた全職員の賃上げと、昨年を上回るボーナス増。
このささやかな要求が交渉をつくしても実現できなかった時。
ストライキという手段をとるためには、組合員の直接無記名投票により過半数の賛成でストライキ権を確立しておく必要があります。
これをストライキ批准投票と言います。
今回は過半数を大きく超える82.3%の高い批准率でストライキ権が確立されました。
多くの組合員が、物価高のなか、要求実現のためにはストライキもやむなしと判断したということです。
これにより10月29日からの団体交渉は、ストライキ権を背景に交渉に臨むことになります。
10月29日から4週連続の交渉経過は、ニュース号外でお知らせしていく予定です。
交渉経過に注目してください。
3期1号
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