看護師が辞める３つの理由

給料が安い、ただ働きが多い、休みが取れない。「看護師はつらいよ」に寄せられた退職理由のトップ３です。給料が安い、とただ働きが多いは同数でした。次いでハラスメントがある、燃え尽きた、夜勤が多いと続きます。

看護協会や厚労省は、退職の一番の理由として結婚・出産・子育てをあげていますが、ここまでのアンケートでこれらを理由に挙げた人はいません。

表向きの理由は結婚・出産・子育てをあげていても、本当の理由は、給料が安い、ただ働きが多い、休みが取れないなのです。

辞めた看護師の穴を新人看護師で補充する方針は、退職者数が増えすぎてもはや成り立ちません。

このままでは、看護師不足が次の退職者を生み出す悪循環から抜け出せなくなります。

ですから、今働いている看護師が辞めなくても済むような対策をとる必要があります。

つまり、給料を上げる、ただ働きをなくす、年休取得を促進することが必要なのです。

ですが皆さん、黙っていて給料が上がったり、ただ働きがなくなったり、年休が取りやすくなったりはしないのです。

「給料安くてやってらんないわ」と100回愚痴っても何も変わりませんが、組合に加入し「私たちの給料は安すぎるから上げろ」と言えば、それは要求となり、現実を変えられるかもしれません。

現にイギリスやアメリカの看護師は何回もストライキを行い、アメリカでは賃上げを実現しています。

来年は愚痴ってばっかいないで、一緒に行動し、要求を実現する年にしましょう。

看護師はつらいよ

看護師は、結婚・出産・子育てのために辞めるというのは本当？という疑問から始まった「看護師はつらいよ」アンケート調査。

現在も受付中です。皆さんが、辞めざるを得なくなった本当の理由をぜひ教えてください。

本当の退職理由がわからなければ本来対策の立てようがないのです。

本当の退職理由がつかめていないから、対策は的外れになり、退職に歯止めがかからないのではないでしょうか。

皆さんの声が職場を改善する基礎になります。

ご協力をお願いします。