国の大失敗で病院大赤字・円安物価高 5.19より団体交渉 27,545円の賃上げ、ボーナス2.964月

増員と賃上げを求めるニューオリンズの看護師
日本の病院の7割が赤字経営に陥っています。都立病院機構も例外ではありません。一般企業なら、赤字は経営判断が誤っていたという事になります。しかし病院が赤字というのはどういう事なのでしょうか?
需要と供給で考えてみます。高齢化が進む日本では医療に対する需要は増えることはあっても、減ることはありません。では供給サイドの問題なのでしょうか。例えば病院が多すぎるのでしょうか?
お産ができる病院が、救急を受ける病院が地域からなくなったという話題が度々ニュースになっています。つまり需要に対して供給が少ない状況なのです。
それは、国の医療費抑制政策が原因です。行列ができるレストランでも、コスト1500円の料理を1000円で売れば必ず赤字になります。今の病院経営はこのような状態なのです。物価が高騰し、診療材料なども上がっています。ですが、医療は診療報酬によって売値を決められています。物価高騰に応じて診療報酬が上がらなければ、赤字になるのは当然です。病院の赤字は国の政策の失敗なのです。
病院が赤字だから、私たちは賃上げなし、ボーナス増なしで我慢するべきなのでしょうか。そんなことはありません。今まで述べたように赤字の責任は国にあります。私たちを苦しめている物価高も、アベノミクスと、それを引き継いだサナエノミクスが原因の円安のためです。
私たち医療労働者は、国の2重の失敗(医療費抑制と円安物価高)の犠牲者なのです。
私たち自身が、自ら声をあげないと、誰も医療労働者の賃上げを気にしてはくれません。ボーナス・賃上げ交渉は、5月19日(火)からです。要求を実現するのは組合員の行動です。1人でも多くの交渉参加を!
カルビーが、ポテチ等の包装を白黒にすると発表しましたが、政府がこれにヒアリングと称し圧力をかけています。これは、食品包装用のフィルムの印刷はナフサを原料としているからです。高市首相は、不足ではなく「目詰まり」と言っていますが、ナフサが足りていないのです。原因はもちろんホルムズ海峡の封鎖です。ナフサは、点滴バック、輸液チューブ、透析回路などの原料です。ナフサからつくられる製品を抜きに現代医療は成り立ちません。
高市首相は、一刻もはやくイランと直接交渉し、ホルムズ海峡経由でナフサや原油の輸入を再開できるようにするべきです。ポテチの包装は、仕方ないかなで済みますが、透析回路が不足すれば命にかかわります。
260512
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