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手当

墨東病院の経営改革が報道ステーションに

手術室手当は手術件数を増やし外科を活性化する!

 12月5日報道ステーションで放送された「存続かけて“走る医師”都立病院の改革に密着 全国の病院7割以上が赤字」が放送されました。内容は、18億円の赤字を抱えた墨東病院が生き残りをかけて「早期退院・早期転院」を目指し、呼内の小林部長が連携強化のために地域の医療機関に自転車に乗って「営業」をかける姿が紹介されています。だから“走る医師”なのです。
タイトルに「全国の病院7割以上が赤字」とあるのですが、赤字の原因については、人件費等経費の上昇に診療報酬が追い付いていないことに軽く触れただけでした。もっと踏み込んでほしかったと思います。
 経営改革の肝は、DPCの縛りの中で少しでも損失を避けることです。そのために、DXで入院期間を管理して、地域とのパイプを強化し「早期退院・転院」の循環をつくる、そのため自転車に乗っての営業。しかし医師にも、患者にも早期転院で負担をかける現行制度は、もはや持続不可能です。
 3次救急を維持することの経済的な負担の大きさや、「早期退院・早期転院」の影、医療者の苦悩だけでなく、患者・家族の不安なども取り上げてほしかったとも思いましたが、10分の枠では難しいところでしょう。更に踏み込んだ第2弾、3弾を期待します。
 ところで、「営業」をかけている小林先生が、地域の先生に「(墨東の)外科は活性化してきて」というシーンがあります。外科の活性化とは、つまり手術件数のアップ。墨東は手術室看護師に手術室手当を出していますが、手当の効果が出ているようです。全病院での導入実現を。

維新 負担増のOTC類似薬の保険外しを再主張

 先週、厚労省がOTC類似薬は保険適応を維持しながら追加負担を上乗せする方向になったとお知らせしました。ところが維新が、保険外しを再度主張し協議が迷走しています。
 維新は、現役世代の負担軽減のために保険外しを行うと言いますが、それによる社会保険料の負担軽減は一人当たりわずか月100円です。一方、市販薬を買うしかなくなる私たちの負担増は数十倍です。

 

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