「去年よりボーナスが10万近く減ったんだけど」という問い合わせが事務所に続いています。

　今年は昨年と同じ月数で妥結していますので、減額になった人は昨年は上位に評価されていたということになります。

昨年中位以下、つまり大部分の人は、上位者に加算される分の原資としてボーナスが減額されていました。

昨年と同じ月数で妥結しても、今年は減額されていないのでボーナスは増えているはずです。

　減額になったのは事務手続きの間違いでは？と思って組合事務所に連絡をくれたわけです。

これは上位に評価された人に、自分は上位に評価されているという自覚がなかったということを意味します。

これは、
１．チームで働く医療職には個人業績の評価という制度はなじまない。だから、今年は上位に評価されて当然といった自覚もなかった。
２．上位者にその自覚がないのだから成果主義が個人のモチベーションを高めるという効果は限定的であり、
３．成果主義に対する不満が広がらなかったのは、職員の多くが成果主義の実態を良く知らなかったからにすぎない、ということが言えます。

　チームで働く病院にふさわしいボーナス制度はどうあるべきか。皆さんの意見を聞かせてください。