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都立病院労組ニュース

看護師大量退職を引き起こす劣悪な労働条件

「自分をこき使った病院や看護部にアッと言わせる」には

異変が起きています。

グーグル検索で都立病院労組のホームページにやってくる人は、どんな検索キーワードを入力しているのか。

第1位は当然「都立病院労組」です。

10月に突然「東京医療センター看護師大量退職」が検索キーワード2位になりました。

この傾向は11月も続いています。

23年2月21日号の「国立病院 看護師大量退職で医療継続の危機」という記事がいまだに読み続けられているからです。

これは「12月のボーナスもらったら辞めてやる」と多くの看護師が思っているということでしょう。

仕事がきつく責任が重いわりに給料が安い。

これが看護師の退職理由の一番です。そこに現在は、人手不足が加わっています。

人手不足は、夜勤回数を増やし、年休が取れず休みが減って、超過勤務を慢性化させ、無理な運営をスタッフに強制するのでハラスメントを引き起こします。

これらは労働条件をさらに悪化させ退職を増加させます。

こうなると労働条件悪化の負のスパイラルに落ち込んでしまいます。

「こんな病院辞めてやる!」と退職しても、夜勤回数は2交代で4回まで、年休を20日使えて、超過勤務はなく、あってもきちんと手当が出て、ハラスメントがない病院は残念ながら日本にはありません。

再就職先はもっとひどい病院の可能性も大です。

「自分をこき使った病院や看護部にアッと言わせたい」「同期と一緒に辞めて慌てさせてやる」と思うくらいなら、黙って辞めてはいけません。

辞める前に一緒に組合に入って、支払われなかった超過勤務手当を支払わせ、パワハラを認めさせ謝罪させませんか。

これらができるのは退職ではなく組合の交渉だけです。ただ辞めるのとは別な道があるんです。

育児時間の延長に関するWebアンケート 11月30日まで

「制度を利用できる人員を確保して、中学まで延長して選択肢を広げてほしい」(コメ)

育児時間延長を求めるアンケート調査実施中です。

育児時間・育児短時間制度を利用している皆さん。ご協力お願いします。

今回から自由意見欄の声を紹介します。

「家庭の事情に柔軟に合わせられる育児時間が使えるといいと思います」(看護)

「選択の幅が少なく、本当はもっと働けるのに育児短時間を選ばなければいけない」(看護)。

いただいた意見は法人本部との交渉の基礎となりますのでよろしくお願いします。

アンケートはコチラ


2期4号

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