豊島病院ICU 人員不足の解消を求めて団体交渉 ー月7回の12時間夜勤 患者の安全も職員の健康も守れない!ー
深刻な看護師不足に直面している豊島病院で、ICUに勤務する看護師が組合に加入し労働条件を改善するために団体交渉を要求しました。
豊島病院ICUに勤務する看護師が直面した事態とは。
患者の安全も、職員の健康も守ることができない危機的な事態です。
ICUには7月1日現在で夜勤可能な人員は14人しか配置されていません。
2人夜勤でも夜勤人員は16人必要です。豊島ICUは2人夜勤も不可能な人員しか配置されず3人夜勤を行わされてきたのです。
夜勤ができる職員が14人しかいないため、夜勤ができるスタッフには過剰な負担がかかっています。
7月のシフトでは、最も多い職員は7回!の12時間夜勤、6回の12時間ロング日勤がついています。
このような過酷なシフトをこなさなければいけない職員が8人もいるのです。
過重な勤務から体調を崩すスタッフも多く、勤務変更も頻発しています。
組合は、患者の安全と看護師の健康を守るために月の夜勤回数、ロング日勤の回数を4回までに制限することを要求しています。
この制限を守るためには、人員が充足されるまでICUの運用病床を3~4床に制限することが必要です。
これは医療提供体制の縮小を意味しますが、豊島の看護師不足はそれほど深刻なレベルになっているのです。
団体交渉は7月25日です。注目と応援を!
1 期33号
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