豊島ICU看護師不足 団体交渉で改善への一歩 ー新規配置 夜勤回数改善は「改善できるよう努める」どまりー
「ICUの運用病床を一時的に6床から4床とする。」深刻な看護師不足の豊島病院。
団体交渉の結果、院が重大な判断を行いました。
ICUは専門性が高く、すぐに誰でも働けるわけではありません。
そのため現在の人員に応じて、一時的にでも病床数を減らすことが必要だったのです。
運用病床を一時的に減少させることは、患者の高度医療を受ける権利を制限することになりかねません。
しかし緊急事態ともいえる看護師不足で、患者の安全を守るためには、この選択しかなかったのです。
今回、院がこのような重大な判断をしたのは、労働組合に加入し現場の深刻な状況を団体交渉で訴えたからです。
病床減の期間は「8月10日(木)から9月10日(日)までの間」ですが、「体制整備状況を検証し、継続の可否を判断する」ことになっています。
院が責任をもって「体制整備」を行うように、今後は労働組合の活動が今まで以上に重要になります。組合に入って現場を改善しましょう。
1 期36号
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